健康によくないカビ菌の予防方法は?オゾン発生器で科学的な対策

健康によくないカビ菌の予防方法は?オゾン発生器で科学的な対策

カビの特徴と種類について
日本においてカビは歴史的にも古くから食品などを通して共存関係にあります。例えば、味噌や酒などの発酵食品で有名なコウジカビが挙げられるでしょう。カビの働きで発酵させることで、食品を美味しくできます。

「腐る」と「発酵する」では、食品が腐敗するという意味で同じです。しかし、同じ作用でもカビを上手く生かせば人にとって有益なものになります。

カビは8万種以上あり生物学上は、真菌類に分類されて、酵母やきくらげ等の仲間です。真菌類から、さらに種類に応じて、鞭毛菌類、接合菌類、担子菌類、子嚢菌類、不完全菌類など5つほどの菌類に分類されます。

抗生物質(ペニシリン)やチーズの醗酵で有名な青かびは子嚢菌類、きのこの仲間は担子菌類、食品汚染を引き起こすカビの多くは不完全菌類です。

http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/sonota/003/houkoku/08111918/002.htm
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/shokuhin/kabi/files/kabi.pdf

カビの発生原因とは

カビは、菌糸や胞子を作り出しながら生育します。胞子が水気のある有機物(食品や植物)の上に付着してそこを中心に発生します。カビは微生物の一種であり、水がないと発生できません。しかし、条件さえ整えば、カビが胞子から増えて、巣を張ったように数を増やします。通常は顕微鏡からしか見えないカビ菌も数を増やして目に見えるようになると、カビが発生したとわかります。

【カビ発生の4つの条件】
カビが発育するには、湿気・気温・栄養・空気(酸素)の4条件がそろう必要があります。水が必要だからと言って、空気がなければ育つことはありません。これが海にカビが少ない理由です。

気温は5~35℃(生活環境の中では好条件として25~28℃が最適温度)で種類によっては、0℃でも発育します。栄養は、いわゆる有機化合物で、木材や畳、植物にウレタンなど幅広く、接着剤や塗料なども含まれます。

湿度は70%以上が発生しやすい条件です。正確には微生物が利用できる自由水を定義する
[Aw(水分活性:water activity)=P(物質の示す水上気圧)/Po(その湿度における飽和水蒸気量)]

で発育速度の条件を計算することができます。

発生箇所は、特定の条件があるわけではなく、好条件のそろいやすい洗面所やお風呂場、台所といった場所が住居の中で発生しやすいでしょう。

梅雨のカビ対策で有効なのは?

カビが発育に必要な湿気(自由水)が増えるのは梅雨のシーズンです。家の中の湿度が上がりやすい上に、夏季前の気温上昇が発生の好条件を満たします。そのため、湿度対策とカビ菌の数を減らす方法が有効です。

カビ菌の死滅するメカニズム

カビを死滅させるには、多くの種類に有効な煮沸消毒が良いでしょう。75℃以上(30分)でも死滅が無理なカビ菌は、熱に耐性があるので100℃を超える温度で何時間熱しても死にません。そのため、熱で必ずカビを死滅させられるかといえば、絶対ではないことを覚えておきましょう。

カビは繁殖させないのが一番

カビ対策で重要なのは、何より繁殖させないことです。一度繁殖すると、完全に死滅させるのが難しく、空気中に胞子が大量に漂うため、条件さ合えば別の場所にも発生してしまいます。カビの発生条件を減らす努力をして、繁殖できないようにします。

具体的には、湿っぽい場所は乾燥させて、太陽の光に当てる時間を長めに取って、部屋の換気をよくするなどしましょう。太陽光に含まれる紫外線にはカビ菌や胞子数を減らす効果が期待できます。日照時間が少ない部屋にカビが生えやすい理由はこれです。

カビ菌によって引き起こされる病気

カビの胞子は普段から空気中に漂っています。それを吸い込み続ける、あるいは身体に付着することで病気を引き起こすことがあります。

【実はアトピーやセキ、副鼻腔炎の原因はカビの症状?】
身体には防衛機能が備わっています。カビの胞子を吸い込んで体の免疫機能が働くと、くしゃみやせきで胞子を外に排出しようとします。人は1日の呼吸数からだいたい10万個の胞子を吸い込んでいます。カビが元になって発症するアトピーや副鼻腔炎の原因ともされます。

特に健康を害するカビ菌で有名なものにはエキソフィアラとアスペルギルスの2種類があります。

【黒カビ(エキソフィアラ)が健康に有害な理由】
健康に害を与えるという意味で脅威となるのが黒カビです。呼吸で空気中の黒かび胞子を吸い込むことでアレルギーを発症したり肺ガンを誘発する発がん性物質としても有名です。

また、呼吸だけでなく「黒色真菌症」と呼ばれる症状では、体の皮膚の小さなキズから進入して、腫瘍の様に成長します。そのため切除が必要な疾患として扱われます。

【死に至るアスペルギルスの恐怖】
次に、コウジカビに分類されるアスペルギルスです。このカビ菌は、梅雨時期に特に増えやすく、家の中にいるカビの種類です。一部は強力な感染力があり、肺の細胞を破壊しながら増殖するという凶悪な特徴があります。抵抗力の弱っている方や子ども高齢者には気をつけたいところです。

肺に関連したアレルギー性の病気では、トリコスポロンというカビを吸い込むことで起こる「夏型過敏性肺炎」にも注意しましょう。こちらは肺を硬くして呼吸困難に陥ることがあります。どちらのカビもガンにまで進行しなくても症状が重篤化すると死に至ります。
http://www.news24.jp/articles/2016/06/30/07334077.html

【アフラトキシンは小麦粉食品に発生する】
国が危険なかび毒に指定している代表的なものにアフラトキシンがあります。輸入品に防カビ剤を添加して予防するほどで、それでも発生してしまうアフラトキシンの数値が一定数を超えた食品は全て破棄されるくらいで、それほど強力な毒性があります。主に小麦粉から作られるパンやパスタなどに発生するので、輸入品を選ぶ時は気をつけましょう。

【水虫はカビの一種】
カビとしてあまり認識されていないのが水虫です。水虫は一般的な細菌や昆虫ではなく、カビに分類されるカビ菌が原因の疾患です。正式には白癬菌と呼ばれるカビの一種です。お風呂場や湿った床に繁殖しやすいので、足の裏に発症しやすく、風呂場などで他の人にうつるといわれるのは湿気を好むカビの特長を反映しています。

オゾン除菌が科学的な根拠のある対策

オゾン除菌は昔からあるオゾンを利用した酸化力で菌を減らしたりする方法です。それが可能なオゾン発生器は、一定濃度のオゾンを発生させて、消臭や除菌に使うための装置です。目に見えない空気中にただようカビ胞子への有効な対策ができる数少ない方法です。

カビに注意すべきタイミングや環境

カビは湿気を好むので、梅雨時期や夏場は活発になります。一方で11月以降の乾燥する季節では、不活発になります。不活発であっても死滅はしないので気をつけたいのは掃除の場所や方法です。

【カビ菌の掃除方法】
カビ菌の掃除は、まずカビを死滅させるのか細かいごみをまるごと破棄するのかを選んで掃除します。例えば、お風呂場であれば、カビの発生で洗浄を行い専用洗剤などを使って死滅させます。家の中にカビを発生させないようにハウスクリーニングなどします。

梅雨時期の対策方法としては…

●室内をよく換気する
●スキマや家具の間にあるほこりを掃除する
●カビが生えそうなごみを念入りに除去する
●部屋の中を日光浴する(日光浴はカビ胞子の数を減らせる)

などが挙げられます。

また、カビは洗濯物に付着して増えることもあるので、洗濯機のドラムを洗浄するのも有効です。そして、洗濯物や布団は湿度の高い曇りの日に干さないのも対策の一つです。

結論・まとめ

今回は、カビ菌の特徴や病気を引き起こす危険性などについて紹介しました。カビを減らすための対策や除去の方法を知り、健康に害を及ぼさないカビとの付き合い方を目指しましょう。

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